ウチならではの重ゲー制作について。(長文です。お暇な時にどうぞ)

こんにちは。タガミゲームズです。

2014春 『 オレカジ 』 、2015秋 『 やさしい魔物と酒場の英雄 』重量級のボードゲームを2つ作りました。(重量級=プレイ時間1時間を超えるゲーム←人によって解釈様々よ^^)

国内ではまだまだ生産環境が整ってないし、コストもかかるし、システム作りも骨が折れるので、それほど多くは作られていませんね。

なので、今日はちょっと試しに、ウチならではの重ゲー制作について書いてみようと思います。


 『オレカジ』 【概要】 航海や建設で国を発展!カジノなどランダム要素を織り交ぜた戦略級ワーカープレイスメントゲーム。


最近では海外で生産サポートしてくれるところもちらほら出てきましたが、「ロット1000!」が基本条件みたいなこともあり、なかなか個人レベルではハードルが高い…そう、一番の問題は予算「お金」です。

お金があれば悩みません。「お金ない!」ないんです。困っちゃうくらいない。そこでお金無いなりの工夫を凝らすことになります。

でも重ゲーってやりごたえのあるゲームなだけあって、コンポーネント(内容物)も豊富でゲームボードやカード以外にも、たくさんの駒やチップ、タイルが入っていてそれだけでも結構な満足感がありますよね。私もこういうのに憧れて、オレカジ以前に色んな型のボードやチップ満載のゲームを設計したことがあるのですが、「あ、いくらかかるんだろ?」って某印刷会社のページをはじめてみて驚愕したことがあります。

個別料金に加え、型ごとに基本料金がかかり…しかも型がないモノだと追加料金が必要な感じ(泣)。うかつに動いてカウンターをくらいK.O.されました。(こうならないためにも作る以前にまずは費用を確認することをお勧めしますよ!)

といっても、料金については印刷会社によって条件は違うでしょうし、例えばある海外印刷のだと決まった厚紙のサイズの中で自由に型とって作れるみたいなことも聞いたことがあるので、もっと調べてみたり先人にお話し伺ったりするといいんでしょうね。(いい話あったら教えて~^^)


じゃ工夫ってなんぞの話に戻りますね。簡単です、コンポ―ネントを減らせばよいのです。

こんなこというとカードよりタイルとか、プラより木製とかジップ袋より化粧箱とか、内容物がいっぱいでお得感が…のように、数百円販売価格が上がっても立派な方がよいって話もあったりします。でもその反対のことをしちゃうわけです。(一応言っとくけど、それでも結構かかっちゃうんだな~><当たり前か…)

ウチが使ってる某印刷会社さんは型ごとに料金がプラスされるので、例えば「丸いチップ」と「四角いチップ」の2種類を採用すればそれぞれの基本料金がつきます(アイテム数を増やせば割引されますが基本的にコストは上がります)。「マイボードかっこいい!」って共有のゲームボードの他にプレイヤーごとにボード持たせると、めっちゃ高くなります。(同じ型なら一つの基本料金でOKですが、きっとマイボードでかっ!となることでしょう。そもそもボードは高いんでやっぱりコストに泣くでしょう。)


 『やさしい魔物と酒場の英雄』 【概要】 ファンタジー世界の領主となって名声を競う領地発展戦略ゲーム。ワープレ第2弾。


そこで考えた結果、【 チップを使わない 】 ことにしました。色々理由があります。最大の理由はカードでだいたいのことを表現できそうと思ったことです(※イラストを描けるので自由が利く強みがありました)。ハーフサイズにすることで場所をとりませんし(日本の狭いコタツ事情に合ってる)、安い!アイテム数を減らすことで基本料金を抑えられるし、規格が定まっているので、箱に収まるか検討つけやすい。カードを並べて置けばマイボードぽくなるし、各パラメータやお金の勘定もカード1枚と駒1個で管理できる。

内容物を大分減らすことができますよね!すると準備や片付けが楽になる。(どうでしょう、オレカジや魔物と英雄。プレイの重さの割に内容物少ないでしょ^^)


もちろん気をつけないといけないこともあります。内容物を減らせば、安っぽくみえる恐れがあります。これはイラストを緻密に描き込みことで誤魔化せている気がします!!(←不味いこと言ってるかな~^^;外注すればきっと高いぞ!)

誤魔化しの話は置いといてと、なによりも問題になるのはシステム設計です。チップ使わないことは結構な縛りになります(激マゾです)。あれはダメこれはいける等々いっぱいアイデアを練りました。(縛りがあるとアイデア出しの訓練がしやすいかな~)

そんな縛りの中で扱いやすかったのはアイコンですね。ボードやカードにアイコンを描いて駒で管理するとすごく便利。ただ、いつもの癖でアイデア付け足しで複雑化しちゃたんでアイコンを多用してしまいましたがね^^;この多用がやっかいで説明書にダイレクトに影響してきます…ルールが増え、どんどん増えまとめるのが辛くなりました><あくまでもアイコンを多用した結果なので、チップを使わないでシステムまとめることにそこまで影響しないと思われます。(ルール長くてすみません。インストしてくださっている皆さま、いつもありがとうございます!!)


ところで 『 やさしい魔物と酒場の英雄 』 ではもう一工夫してて、これは印刷所とは関係ないんですけど、得点マーカー以外の駒は一色に統一しています。カラフル駒の入手ルートをお持ちの方には役立つ話ではありませんが、ウチでは駒を自分で塗装しているので、できるだけその作業時間を削るため狙って一色にしています。だってね、大変なんですもの~手疲れるわ、ずっと座って腰も痛くなるわ><一番苦手な工程ですの。

このように色々工夫したことを書いてみましたが、誰も気づいてなかったでしょ!そんなとこみないもんね^^;

思いつきで書きはじめてみたら結構長くなってしまいましたね。そろそろこの辺でお開きにしましょう。長文お付き合いいただきありがとうございます。お役に立てれば幸いです。


最後に【宣伝】 ゲームマーケット2016春出展します(5月5日)。新作 『 ワラドの冒険 』 持ってくのでどうぞよろしくお願いいたします!

スポンサーサイト



  1. 2016/03/15(火) 00:00:09|
  2. TAGAMIGAMES|

■公式サイトオープンしました。

tagamigames

(ツイッターはこちら)

■メニュー

お問い合わせ用のメールフォームです。 ゲームのご感想お待ちしております。

もくじ

全ての記事を一覧で見れます。

カテゴリ

TAGAMIGAMES (57)
ブタに神樹 (2)
あてずっぽ殺人事件(福澤) (1)
マルチの頂点 (1)
ノラネコ小隊 (0)
ワラドの冒険 (6)
魔物と英雄 (5)
原始人の晩餐 (8)
オレカジ (12)
あてずっぽ殺人事件(旧版) (7)
もぐらの父さん宝を探す。 (6)
金沢ごいた (1)
クエストドラゴン (0)
ゲームマーケット (15)
未分類 (18)

最新記事

プロフィール

TAGAMIGAMES

Author:TAGAMIGAMES
石川県出身。現在は千葉県君津市で活動している、田上です。
オリジナルアナログゲームを製作しています。
イラストも描いています。

いつか、何十年先でもいいから、
世界中の人に愛される面白いゲームを作りたいです。

あてずっぽ殺人事件 福澤家の落日

手軽に楽しめる推理ゲーム

マルチの頂点

新ビジネスで組織拡大するゲーム

ノラネコ小隊

ネコの数比べ対戦ゲーム

ワラドの冒険

冒険と精霊のすごろくゲーム

魔物と英雄

仲間を増やし領地を広げる戦略ゲーム

原始人の晩餐

獲物が肉か得点になるゲーム

オレカジ

航海と建設とカジノの戦略ゲーム

もぐらの父さん宝を探す

洞窟に潜って宝を集めよう!

月別アーカイブ