誰だ!俺のナニを小さいというやつは!!ハーフサイズカードでゲームを作ってみて思ったこと

なに?外人のはもっとでかいだって?!

ここからは、真面目に書きます。ごめんなさい。

通常、カードゲームのカードサイズは、ポーカーサイズ(63×88mm)やブリッジサイズ(58×89mm)が一般的です。

カードサイズ見本

写真の右側2枚(ボーナンザ、ドミニオン)がそのくらいのサイズです。

比べて、『あてずっぽ殺人事件』は半分のハーフサイズ(44×63mm)です。(写真左) ※わかりますか?小さいカードですけど、文字はドミニオンより少し大きくしているんですよ!

『カタンの開拓者たち』にも小さいカードが使われていますが、あくまでも脇役みたいな存在です。(写真左から2番目)

何故脇役だったハーフサイズカードをメインコンポーネントにしたかというと、色々なメリットがあったわけで。


ゲーム作りを始めた当初は一般的なサイズで設計していました。

「こんなゲームがあるんだったら、俺だったらこうするぜ!」と意気込んだものの出来上がったものは全く面白くない。

まぁ当然のことで^^;そうして数々のボツを繰り返す過程で、自分なりの設計手法と、それに合わせて試作しやすい形が見えてきました。

試作段階では、小さくてもよいってことです。結構材料使うんですよね・・・印刷代もばかになんないし。

そんなこんなで半分くらいのサイズで試作することになっていきました。

すると他にも良いことがあって。


うちは僻地(へきち)にあるため、ほぼゲーム会に参加できません(遠いよ~)。私、妻、小2、年長でゲームすることがほとんどです。

なので彼らが自作ゲームのメインテストプレイヤーになります。

子供たちをあなどってはいけません。すごく役立ちます。ありえない手ばかり打ってくるので自分では気付けないようなシステムの問題点を浮き彫りにしてくれるのです。

そんな時に気づいたんですが、子供たちにとって半分サイズのカードが持ちやすいことに。普通サイズのカードは子供には大きいみたいで、よくパラパラと落としていたのに。

私は家族で遊んでほしいという思いがあるので、子供が遊びやすいこのサイズにだんだんと愛着がわいてきました。


日本のこたつ事情もありますね。

ただでさえ狭いというのに、傍らで3歳児がゴキブリポーカー広げてたりするんで、もーちっちゃいスペースになっちゃう!ツォルキンなんか歯車でゴキブリが回りはじめたりw

その点、小さいとちゃんとスペースに納まってくれます。それにプレイヤーの距離も近くなるので頭を寄せ合う感じから心理的距離感も縮まるような気がします。(←大あてずっぽ大会で思いました。)


こうしてハーフサイズで製品化を決行しました。製品化すると手に取ってくださった方々のご意見ご感想からあらたな発見がありました。


どこかで【小箱は大箱に比べ埋もれやすい】と聞きました。隠れちゃって、インパクト負けするようです。

本場ドイツのゲームなど外箱がドデカかったりするので目立つための必須条件なのかなぁと思ったりします。

そんな中で逆に『あてずっぽ殺人事件』は“小さすぎ”なところが印象に残るようです。

ポケットに納まるので携帯性抜群です。

キーケースより小さいあてずっぽの図

ただ小さすぎなので他のゲームと比べると、見た目で見劣りしてしまう点があります。

【小さい⇒奥行きのない簡単なゲーム】と思ってしまいますよね。

確かに小さいですが、ゲームの内容は大きいものと同じことができるように考えていますし、設計に関わる手間暇は同じです。

デザインに関していうと、小さいほど表現に制限がかかるので複雑な計算が必要でした。

オレカジのハーフサイズカード

↑はオレカジのカードです。これもハーフサイズで、上にコマを置いてマーカーとし、資金や能力を表示するものもあります。

これが思った以上に苦労しました。見た目が綺麗なのを保ちつつ、プレイしやすい配置や区分に加え、パラメータの上限なども表現しなくちゃいけなくて。


まぁこのサイズにしなければこんなに悩むこともなかった気がしますが、それもまた作り手としてよい経験になったと思います。

国内では印刷所が協力してくれるようになり、作りやすくなったといわれていますが、ドイツなどに比べれば質やコストの面でまだまだ及ばないと思いますし、作り手自らの工夫が必要な時期なんでしょうね。

いずれにしてもサイズ含めコンポーネントも上手く選んでいきたいと思っています。テーマやシステムとつながることもあるし、遊びやすさにも関わるので大事ですよね。

まずは、面白いゲームを開発しないと始まらないのですが^^;


そうそう、萬印堂さんで『あてずっぽ殺人事件』に使ったハーフサイズ用キャラメル箱が標準化されたようです。

ミニマルゲームもとい、サイズまでもがミニマムなゲームが、ヤーパンスタイルになる日が来たりして!

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  1. 2015/03/12(木) 10:55:04|
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Author:TAGAMIGAMES
石川県出身。現在は千葉県君津市で活動している、田上です。
オリジナルアナログゲームを製作しています。
イラストも描いています。

いつか、何十年先でもいいから、
世界中の人に愛される面白いゲームを作りたいです。

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